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2022.02.15 ブログ

パレタイズ梱包とは?積み方やメリット・デメリット

物流会社で扱う膨大な数の荷物を一つ一つ抱えて運んでいたら、いつまで経っても終わりません。
そこで、作業効率を格段に上げる方法が「パレタイズ梱包」です。

パレタイズ梱包(パレット梱包)とは、段ボール箱に入った荷物をパレットの上に積むことをいいます。
荷物を積み終えたら、仕上げにストレッチフィルムというラップで、全体をぐるぐる巻きにし、崩れないように固定します。

この記事では、荷物の並べ方やパレタイズ梱包のメリット・デメリットについて解説します。

パレタイズ梱包とは?積み方やメリット・デメリット

パレットの特徴

パレットは、運送業務を効率良く進めるために欠かせないアイテムです。
パレタイズを行うには、パレットの性質を知っておくことがポイントです。
そもそもパレットとはどういうものか、またどんなものがあるのかを、紹介します。

パレットとは

パレットとは、たくさんの荷物を上に載せる台として使われている道具です。
パレットの側面には、大きな差込口が2つ付いています。

この差込口は、フォークリフトで荷物を持ち上げたり動かしたりする際に用いられます。
フォークリフトとは、人が動かせないような重い荷物をさばくのに使われる運搬車両です。

「フォーク」と呼ばれる2本のツメをパレットの差込口に差し込んで、荷物を扱います。
パレットを利用することで、効率的に作業を進めることができるのです。

パレットの種類

一口にパレットといっても、材料はさまざまな物があります。
それぞれの種類におけるメリット・デメリットがあるので、特徴を活かした使い方が大事です。
中でも、主に使われている木材、プラスチック材について紹介します。

木材

木製は、国内で一番よく利用されているパレットです。
低コストで生産できるため、安く手に入れられるメリットがあります。

デメリットは、害虫が付着しているリスクがあることです。
そのため、輸出用品や食品などの荷物を積載するのには向きません。
輸出に使いたい場合は、害虫の被害を防ぐために燻蒸処理(熱処理)が義務付けられています。

燻蒸処理は費用がかかるので、そもそも木材パレットを輸出に利用することを避けた方が無難でしょう。

プラスチック材

プラスチック製のパレットは、丈夫で長く利用できるのがメリットです。
洗えるので衛生を保ちやすく、食品などにも利用されています。

また、木材のように腐ったり、ささくれが出るという心配がありません。
性能に優れている分、木製より値段が高く設定されています。

パレタイズ梱包を行うポイント

パレタイズ梱包は、ただパレットの上にむやみに荷物を積めば良いわけではありません。
荷崩れしたり、中身にダメージがかからないよう配慮しながら積載する必要があります。
バランスの良い積み方や、注意点について解説します。

パレタイズ梱包の方法

「パレットパターン」とは、パレット上の荷物の並べ方のことです。
パレットパターンが分かれば、安定した積み方を効率的に行うことができます。
多くのパレットパターンが存在しますが、中でも一般的な3つの方法を紹介します。

ブロック積み

全ての荷物を同じ方向に向けて積み上げていく、いわゆる「平積み」です。
コンクリートブロックを並べていくようなイメージです。
複雑に考える必要がなく積んでいけるので、スピーディーにできるメリットがあります。

また、他のパレットパターンに比べて、圧縮強度が非常に高いのも強みです。
デメリットは、横揺れした場合に荷崩れが起こりやすい点です。

レンガ積み

レンガ積みは、1段ごとに180度向きを変えていきながら積んでいく方法です。
つまり、奇数の段と偶数の段で並べ方の方向が違います。

荷崩れの心配が少なく、外側から荷物を確認しやすいことが特徴です。
圧縮強度はあまり高くないのが、デメリットといえます。

ピンホール積み

別名「風車形積み付け」と呼ばれ、その名の通り風車のように縦と横を組み合わせて並べていきます。
他の並べ方との決定的な違いは、真ん中が空洞になっていることです。

通気性に優れているため、荷物を高温にさせたくないときに、この方法が使われます。
圧縮強度は低いので、重い荷物を積みたい場合は避けた方がベターです。

パレタイズ梱包をするメリット

荷物の破損リスクが低い

人が荷物を運んだり持ち上げたりする場合、どうしても圧力がかかってしまいます。
しかし、パレタイズ梱包をすれば荷物を押さえることなく運搬することが可能です。
そのため、荷物が破損するリスクをかなり抑えることができます。

作業の効率化を図れる

運搬にかかる手間や時間を大幅に削減できることも、パレタイズ梱包の魅力です。
フォークリフトを操作できれば、腕力や体力に自信がなくても大量の重い荷物を一度に動かせます。

今は男性だけでなく、女性でもフォークリフトの免許を所持している方が増えています。
操作は比較的難しくないため、資格を取得しておくと仕事に有利なのでおすすめです。

パレタイズ梱包をするデメリット

作業スペースを取る

パレットを使っていないときも床に置きっぱなしにすることが多いため、スペースを大きく塞いでしまいます。
材質に関係なく非常に重いため、毎日どこかにしまっておくことも難しいです。
歩いているときにパレットにつまずかないよう注意しましょう。

まとめ

今回は、パレタイズ梱包の特徴や方法についてお伝えしました。
並べ方のパターンは、それぞれメリット・デメリットがあるので、どれが良いのかは場合によります。

状況に応じて、どのような積み方が最適かよく考えることが大事です。
パレタイズ梱包のやり方をマスターして、最も効率的な運搬作業を目指してみてはいかがでしょうか。

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